もっと話そうよ

サズ、詩、音源などをつかっての徒然記録。

帰還、文無し(W)、人生仕切り直し。かな?

持ち帰って来たサズが、修理を終えて帰って来た。
すばらしき職人技!こんなに傷は大きかったのにしっかり直っている。

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ぶつけたらしい所から長い亀裂が入っていたのだけど、
強度重視で直してくださいました。

シンプルだけど渋い、この渋さが気に入ったサズ。

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これまで使っていた愛器よりネックは若干長め、弦も太め、洞も大きめ。
フレットの位置も微妙に違うし、慣れるまで少し時間がかかりそう。
今の時期、愛器1号も湿気でペグが何カ所か固くなってうまく回らないのだけど
ニュー相棒も湿気にやられてペグが回らず、調弦が、、、、厳し〜!
いつもより半音から一音低めですけど、愛器1号には無い
低くて深い響き、反響の良さ。やっぱり渋いわ〜〜〜♪

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そろそろ旅のカルチャーショックもおさまって来た所だけど、
まだまだ思い返せば、よみがえる感覚。

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人々の活気。どこまでも青い空と海。

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今は記憶の中の過去、でもまた行ってみたい場所。
旅という非日常から戻らないといけないのは、少し物悲しい。
でもきっとそう言う目に見えない思いを糧にして、毎日を生きて行く。

日本での現実の私は、お金に余裕があって旅に出た旅行者ではなく、
旅に出る前も今も、失業、家族の病気、思い通りにならないいろんなことに
一喜一憂している何とも冴えない人なのだ。

サズに全部つぎ込んじゃって、いやあ、ホントに文無しですよ!
さてこれからどうしましょう(笑)。

文字通りどん底なんですが、無謀なギャンブルだったとはいえ
イスタンブルに行かないでいたら、多分灰色のままだったと思うのです。

いつでもあの空色を思い出せば、元気な気持ちがよみがえってくる。

ホントに何にもなくなっちゃったけど、
今までの人生でこんなにエキサイティングな感じを味わえたことも無い。

だからきっとこの先も、私って結構ハッピーじゃん、って思いながら
毎日の悲喜こもごもをやり過ごして行くんじゃないかと思う。

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またいつか、あの風景を心のファインダーの中に切り取りに行きたい。

今はとにかく、日常〜〜〜〜っ!!!

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おまけ。

まあ、ほら、練習ッつことで!
発音とピッキングも、、、練習ってことで!!

音が低いと声も低っ★
しかし、これってこんな曲だったっけな???
YouTube!見ながらまだまだ研究中なのです。。。

でも私は、サズを弾きながら歌うのが好き。
サズだけでもなく、歌だけでもなく、弾き語りが好きだなあ〜。
しゃちほこばって歌うんじゃなくて、ホントに何気ない日常で
トルコの人たちみたいに歌えるようになったら嬉しいかも。

Misket



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うたをわすれたかなりあは

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私が居た期間、天気がよくてもう夏みたいだった。
イスタンブルでは猫を良く見かけたが、犬もよく見かけた。
どの犬もつながれていなくて、暑いのに、いや、暑いからなのか、
道ばたで寝苦しそうにしながらも寝転んでいた。

日本だと「イスタンブール」って良く言うけど(歌の影響かしら?)
本当はイスタンブルって言うのがたぶん正しい。
そういうこともあって、私自身はしつこく、イスタンブル、イスタンブルと
言ったり書いたりしているのだけれど、とある友人があることとから
「イスカンダルのようだ」という表現をしたことに受けてしまった。

残念ながらイスタンブルは宇宙の彼方ではないにしろ、
内面の荒廃を防ぐために、エミレーツの航空機に乗ってサズを探しに来たのは
地球の滅亡を防ぐために宇宙戦艦ヤマトに乗ってコスモクリーナーDを
受け取りに来たのと、象徴的にはどこか似ている感じもする。

まあ、物事はいいよう、捉えようだから、意味付けなんていくらでも出来るのだけど、
サズのためにここまで来ちゃったんだから、酔狂なのか、必死なのか、だ。

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子供の頃ピアノをやっていた。
ピアノって言うのはなんだか自分の体の一部という感じがしなかったけど、
音量が結構あるので、興に乗って演奏している時は
音が隙間無く空間を埋め尽くし、それが体に染み込んで来て
自分も音で埋め尽くされて行くような心地が好きだった。

サズはそれとは違って、洞と体の位置関係からかもしれないけれど
音が体に直接響いて共鳴すると、そこに境目がなくなって行く。
私自身もいっしょに洞になって行くような気がする時がある。
そう言う意味では、体の一部っぽい感じだ。

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人生の中で、いろんな物事を周りの影響で始めることは多い。
これまではピアノを弾くにしろ、絵を描くにしろ、ボディワークをするにしろ、
セラピーの勉強をするにしろ、外部からの影響が大きかったと思う。
始めることに理由があった。意味もあった。
楽しくなかった訳ではないけれど、思い返せば必ずどこかになんだか
苦痛でもあるような感触を抱きながらそれをやって来たように感じていた自分が居る。

サズだけは違ったような気がする。

ある日突然、何かしようと思い立ち、そうだ楽器がいいと思い立ち、
気に入った音の楽器にしようと決め、サズの音だけをたよりに
それがどんな楽器かもよくわからずそれをやろうと決めて
なぜかあっさり師が見つかったのでそのまま始めた。
弾くのがすぐ楽しくなって、そのまま今日まで来た。

途中、仕事や、これをなすべきと思っていたことのために
弾かない時期もあったけど、そういう時期があったからか
今のめり込んでいる。

なんだかなあ。なんなんだろうなあ。

日本でもサズを知る人が増えて、サズ人口も増えてるらしいけど
向こうの人からすればまだまだ私のようなサズが好きな日本人はめずらしいらしい。
ほんとかな?ホントと嘘がごちゃ混ぜだったからなあ、イスタンブルでは(w)。

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このサズ、仕事でこのサズを弾いているおじさんのサズは
懐深く、どこか素朴で、郷愁を感じさせる音色がした。
このサズを触らせてもらったうえに、弾かせてもらった。

あんまり上手くなかったけど「İnce giyerim ince」という曲を弾きながら歌った。
近くに居た観光客らしい欧米風の人が拍手をくれた。

実のところ、人前でちゃんと歌えるようになったというか、
声をしっかり出すことにおびえなくなったのはつい最近のことだ。
セラピスト養成に関わるワークを受けていた時に指摘されて以来
自分にとって声を抑圧し、ブロックせずに出すことは大きなテーマだった。

長い間私は自分の本当の声を出すことをしなかった。
どうやって出していいのかすら忘れていたのかもしれない。

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ちゃんと聞いておけば良かった。

イスタンブルと言っても広い。

広くて狭い。

観光スポットは概ね徒歩で回れる。それは観光スポットのみの話。
市内にはトラム(路面電車)やメトロが走っているので、
観光ではそれを利用する人も多い。
時間短縮にはいいけれど歩いて回る方が旅行の風情はあるかも。

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スルタナーメットがあるのは旧市街。
今回の旅の目的である、楽器屋さんがあるのは新市街。
新市街に行くにはガラタ橋を渡る。
ガラタ橋の近く、旧市街側にはイェニジャミイ(モスク)がある。
イェニ(新しい)という意味だけど、新しくはないモスクだと聞いた。

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向こう岸に見えるのが新市街。
少しばかり飛び抜けて高く見えるのはガラタ塔だ。
楽器屋さんは主にあのガラタ塔までの道のりの一部に集中していると
自分のサズの師匠から聞いていたので、とりあえずそこへ向かう。

ところでイスタンブルという所は意外に坂道が多い。
楽器屋さんのある並びもちょっとした石畳の坂道だ。
ついでに、例えば店は同じ種類の店がまとまって建ち並ぶ。
楽器屋周辺には楽器屋が、電気や周辺には電気屋が、という感じだ。

さて、くだんの楽器屋を見つけて、外側からのぞいてみると
所狭しと楽器が並んでいる。
並んでる、、、、というか、サズの場合はつり下がっているって感じ?
日本の楽器屋さんも楽器が並ぶ風情は似たようなもんだとは思うけれど。

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本来は何軒も見て回って相場を調べてからっていうのがいい。
楽器を買う時にもちょっとしたコツがある。
とはいえ、どうにも一目惚れしてしまう楽器というのはあるもので。
(楽器の場合音色に惚れるわけだがら一聞き惚れ?)

たとえば、記念にお店の人と撮った写真のサズもすごく音色は良かったけど
私の求めているインパクトは無かった。

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私は演奏者としては素人だし、音の好みは偏っているかもしれない。
でも、楽器を愛好する人なら覚えがあると思う。
自分の求める求める音色の楽器を手に入れたいという欲望。
完全にそれに合致するものに出会えることはそうそうないけれど、
それに近いものは結構あるかもしれない。
「あ、これ、この音」と思ったら、そこにしがみついてしまう瞬間。

う〜にゅ〜〜〜、、、、これってやっぱり恋?

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そう言えばお店の人に、トルコ名をもらった。
私の名前が言いにくかったのか?それとも別の理由があったのかは
ちゃんと聞かなかったので定かではない。

私の聞き取りもちょっと怪しいのだけど、何度も反芻するに
おそらくは「アスル」と言っていたと思うのだけど。
Aslı ?? 、、、、って、この綴りなのかしら????

ちゃんと確かめておけば良かったなあ。
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蒼と碧

トプカプ宮殿は見学するだけでおよそ2時間かかる。
見所満載でもあるし、見学者が多いということもある。

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入り口は空港並みのチェックで、手荷物はすべて検査される。
ガイド用のアナウンスが聞けるヘッドフォン等を借りる場所では
身分証の提示が必要だった。私の場合、パスポートを預けることに。

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とにかく、オスマン帝国のスルタンが暮らしていた場所だけに
贅を凝らしているというか、建物一つにしても芸術的だ。
展示品も宝物という名にふさわしいものばかり。

しかし、ゴミ箱から出て来た石を磨いたら実は大きなダイアモンドだったとか、
とにかくやたら大きいエメラルドだとかは、あきれるほど大きすぎて、
よくもまあこんなものがこの世にあるものだとすら思う。
ある所にはあるんだね、こういうものが。
ちなみに、そう言った展示がある場所はすべて撮影禁止になっている。

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宝物、、、というのはまるで非現実的な感じがあるが、
建物に施されているタイルなどのほうが芸術って感じ。
でも、この国のアートにはすべて祈りがある。

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宝物類はあまり記憶に残らなかったが、こういったものは印象深い。

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そう言えば子供の頃大好きだった物語は、ギリシア神話と千夜一夜物語だ。

思い返せば、昔からこの辺りの景色とアートと音に憧れていた。
いつの間にかすっかり忘れていたけれど。


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スルタナーメット狂詩曲

スルタナーメットという所は安全で危ないし、美しくて汚い。
混沌として、いいかげんで、そして活気があって、私には酷く魅惑的な街だった。

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日本でない所にくると、自分が否が応にも日本人であることを思い知らされる。
卑近な所では言葉が違う。顔つきや体格が違う。匂いが違う。食が違う。
少しわかりにくくなる所では、思想が違う。価値観が違う。生きる姿勢が違う。
日本ではうかつに自己主張すると墓穴を掘るが、
異国では自覚的に自己主張しないと墓穴を掘る。

特にスルタナーメットでは、かなり自覚的に自己主張をしないと
嫌な思いをする日本人も多いと聞く。
有名どころでは、絨毯屋にカモられたなんて言うのは
至極ありふれた日常のことのようだ。

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イスタンブルに置けるそういったトラブルに関して、事前に聞いていたとはいえ
なんというか、勧誘というか口説きというか、、、手口は鮮やかというか
よっぽど自分が抜け策なんだと思うというか。
でも、それがどういうことが概ねわかっていて楽しんだ自分も居るので
「飛んでイスタンブール」の歌詞じゃないけど
恨まないのがルールって言うことにしておきたい(笑)。

実際は楽しいことの方が多かった。
結果的に、私がカモッた部分もあるのかもしれないと思う。
サズに関しては、私一人だったら多分手に入れるのに苦労したと思うから。

出会った人とのやり取りで、いかに自分が普段
自分の本心を表現しないでいたのか、ということもとても身にしみた。
とても自分に自信をなくしていたことにも気づいた。

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さて、スルタナーメットはそんなわけで特殊な所だ(どんなわけだw)。
嫌な目に遭いたくないとか、まじめな性格の人は、
ここで出会う誰に声をかけられても全部無視することをおすすめする。
うっかり話の乗ったらその時点で既にカモられたと思うべし。
あとは自分が何をしているのかをしっかり自覚することを忘れずに。

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トルコに行って、トルコが嫌いになる日本人も多い。
基本的にトルコの人は親切ではあるけれど、なんだか胡乱な人も居る。
日本から旅行に来られるというだけでお金持ちと思われてたりする。
それは何も日本人旅行者に対する誤解だけで成り立っている訳ではなく
お金にものを言わせる日本人も居るだろうし、
もっと他にも様々な理由や、利害があるのかもしれない。

ホテルマンだろうが商売で客引きをやっている人だろうが
地方から出稼ぎに来ていて、普通に結婚して幸福な家庭を築くために
ひたすら働いてるという人も多いのかもしれない。

あ、でも相手がムスリムの男性の場合、残念ながら
「異教徒の女なら誰でもいい」という方もかなりいらっしゃるので
そこは女性はしっかりと肝に銘じた方がいい(苦笑)。

私たちと彼らとは違う価値観に生きている。
でもだからこそ刺激的で面白かったりもするし、
時に嫌な思いもするのだと思う。

が、私はちょっと彼らのバイタリティを見習いたいと思った。

しかし、私もつくづく懲りない性分なのかもしれない。
そういったうたれ強さに気づいて、ちょっと自信が回復したりもして。

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