昨夕、カンボジアのアンコールワット遺跡のそばにある町、シェムリアップからバンコクに戻ってきた。
シェムリアップでは始めの2日間は日本の友人のアパートに世話になっていたが、友人はベッドを私に使わせてくれ、彼女は堅い床にござを敷いただけで寝ていたので、どうも申しわけなくて、歩いていける距離のゲストハウスに移った。(後で、「堅い床にござだけで寝る」というのは、地元の人には当たり前のことだとわかったが)
カンボジアについては、アンコールワット、プノンペン、ポル・ポト、大虐殺、地雷の単語以外は何も知らず、シェムリアップという町の名前も友人が住んでいるということで最近知ったばかりだ。アンコールワット観光のために観光客が滞在するために新しくできた町というから、地元の人たちは外国人慣れしていて、すれているだろうと思っていたけど、オートバイやツクツクの運転手の人たち、土産物店の人たちもみんなやさしい目をしていた。(もっとも、遺跡のそばでみやげを売る女、子供たちはけっこうしつこかった。)
友人は自宅で日本語教室を開いていて、生徒さんたちと話しをすることができたのも、なかなか興味深かった。シェムリアップでは、ドライバーの仕事以外の、店や会社で働いているのは女性の方が男性より多いように見え、細いジーンズを着こなし、オートバイをさっそうと運転する若い女性たちは、けっこう力もあり、自由に遊んでいるのかと思ったが、生徒さんたちからきいたところによると、女性は、特に結婚前の若い女性は人前ではお酒も飲まないし、夜遊びもしないという。日本の昭和30年代くらいの状況だろうかと思ってみたが、ただシェムリアップでも携帯電話が普及していて、若い人は誰でも持っているどころか、新種が出たらお金がなくてもどんどん買い替えるらしいから、やはり明らかに昭和30年代ではない。
数えきれないほどのホテル(一流ホテルから安宿まで)があるのに、まだ次から次へと新しいホテルが建設されていて、観光ガイドも毎年2000人が登録するという現状で、これからこの町はどうなっていくのだろうと、よそ者とはいえ考えてしまうが、一歩町から離れると、カンボジアならでの村の風景と暮らしがあった。運良く、友人のカンボジアの友だちの実家を訪ねることもでき、滞在最終日にはシェムリアップ川で水祭り1日目の、舟競争と花火も見ることができて、単なるアンコールワット見学だけでなく、楽しいカンボジア滞在だった。
本当のこと言えば、アンコールワット見学では、デジカメの替えのバッテリーを忘れてきたんで、(いつもカメラと一緒に持ち歩いているのに、初めて忘れた)、アンコールワットそのものの写真はゼロ。でもアンコール・トムの始めの方は撮ったからいいや。アンコールワットの写真はたくさんあるからね。

写真:舟の対抗レースでみんな盛り上がる


