THE LIBERTINES "up the bracket"

the strokes,the white stripes,the vines,the hives,the datsuns,E.T.C...てな感じで、
"THEプラス複数形のバンド名"が流行のキーワードなのかとさえ思われる程、
沢山のTHEプラス複数形のバンド名を持つバンドが存在します。。
で、the libertinesです。
"libertine"という言葉には『放蕩者』という意味があるそうです。
『放蕩者』と言われても、使用頻度が低い単語のなのでマイチ意味が分かりません。
分かりやすく言うと"エロガッパ"という意味です。たぶん。
エマニュエル夫人とか放蕩者ですよ。たぶん。
そんな放蕩者のやっている音楽なんですが、放蕩者どころか『しっかり者』です。
ロンドンパンク直系の、ほんのり漂う古臭さが逆に良い味になっており、
ガレージパンクをルーツに持つ、他の『THEプラス複数形のバンド』よりも
広い層にアピールできる音楽になっています。
元the clashのジョー・ストラマーではなく、
よりによってミック・ジョーンズにプロデュースを依頼したのも、
恐らくはこの『ロンドン臭さ』をアピールしたかったと思われるのです。
『ロンドンっぽい』というのは、フレーズとして実に強いです。
『めんたいロック』よりも間違い無く強いでしょう。
だって、『めんたい』って食べ物ですし。
このようにをキッチリ要所を抑えた
しっかり者の放蕩者のやっている音楽なのですが、
『このバンドの魅力は端的に何なのかと』言われると、なかなか難しいです。
メロディが素晴らしいのかと言えば、イマイチそうでもなく
ガンガン踊ったり暴れたりしたくなるかと言えば、イマイチそうでもなく、
ではツマラナイのかと言われれば、イヤイヤ全然そんな事はなく、
じゃあ何処が良いんだと言われると、
『なんかカッコイイ』という結論になってしまいます。
この『なんかカッコイイ』は強いのです。無条件に強い。
たとえば、the datsunsやandrew W.Kを『大好き』だと思っても、
今ひとつ初対面の人には言い辛かったりするのです。
ソレに対してthe libertinesなら、誰に勧めても大丈夫な感じです。
その理由は、『ロンドンパンク直系』であったり
『元the clashのミック・ジョーンズがプロデュース』
であったりというハッキリ分からないけれども、
何故かカッコ良く思われる小道具の集合でしょう。
最大公約数的なカッコ良さは、マニアックな人には微妙な所でしょうが、
微妙でありながらも、何故か切り捨てられないカッコ良さでもあるのです。
誰かに『最近、どんなのがカッコ良いの?』と聞かれれば、
『the libertinesってなかなかカッコ良いよ。』と答える。
これで、貴方のロックファンとしてのセンスはポイントアップです。
4月の来日公演も抑えておけば、更にポイントアップ。
私の予想では、オシャレロックが大好きな人たちで
溢れ返るのではないかと思われる彼らのライブ。
不純な理由もさることながら『このなんとなくカッコイイ』は抑えておきたい所です。
(公開時期:2003年2月)
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